今日は相剋関係について書いていきたいと思います。
前回の体のバランスでは5つの性質(五行)の相生関係(親子関係)について触れました。
今日の相剋関係とは、お互いに抑制をかける働きを示します。
「木」「火」「土」「金」「水」の5つの性質がありますが、その相剋関係は、
「木」が「土」の養分を奪う。
「火」で熱によって「金」属を加工させる。
「土」で「水」を塞き止める。(ダムや河川の堤防など)
「金」属の工具で「木」を切る。
「水」で「火」を消す。
前回の親子関係で言うならば一個飛ばしの関係、おじいさんおばあさんと孫の関係に当たります。
図はまた後日付属させます。
これによって何が行われるのかですが、先の相生関係と今回の相剋関係によって体のバランスを取るのですが、必ずしもそれが良い方に働いて体を守ってくれるとは限りません。
どういうことかと言いますと、例えば精神的ストレスは「木」に影響を与えますが、それによって心の状態は「イライラ」した状態になります。
「木」の司る感情は「怒り」です。
「木」が大きな影響を受けるとその相剋関係にある「土」と「金」にも大きな変化が起こります。
イライラ(木)している時に過食や拒食(土)になった経験はないでしょうか?
「木」が「土」の養分を取ってしまって「土」が正常に働けなくなった状態です。
大きなストレス(木)がかかった際に何もやる気がなくなった(金)経験はありませんか?
「木」が弱って「金」の働きが過剰になったせいで「金」の司る感情の「憂い」(気分が乗らない)の状態になっています。
体の一部分にだけ負担をかけずに分散させてバランスを取ろうとしてくれるのですが、その身体が欲する欲求にだけ従っていると体は病気になります。
ダイエットなどを始めた際に、少し体を動かして運動をした後に物凄く食欲が増した経験などないですか?
明らかに運動で消費したカロリーを上回る量を欲する食欲。
ダイエットをしている本人からすれば「体を動かしたからおなかが空いたんだな」と思ってしまうところですね。
それで食べてしまうと消費したカロリーを上回っているので当然痩せることなど出来ません。
おおよそで構わないので一日でどのくらい動いてどの程度のカロリー消費をしているか確認しておくと、運動後の食欲増加にも冷静に対応できるのではないでしょうか。
体の間違った信号を間違った知識で受け取り間違った行動をすることがないように気を付けることが大切になってきます。
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