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自分の体を知ってください④睡眠編

更新日:2018年11月12日

睡眠時間は人それぞれ違います。


では自分に取ってどのくらいの睡眠時間が適切なのかと考えたことはありませんか?


理想の睡眠時間などは7時間前後と言われていますが、7時間の睡眠が良いのでしょうか?


患者さんの中には一日中でも寝れますという方がたまにおられます。

たくさん寝ている人は自堕落なのでしょうか?

たくさん寝ることは悪い事なんでしょうか?


寝溜めは出来ないと言われます。


確かにいっぱい寝ていたからといってたくさん起きて居られるかと言われたら難しいように思います。

そう考えると寝溜めは出来ないんでしょう。

しかし、少し待ってください。

一日にたくさん寝ている人は寝溜めをしようとしているのでしょうか?


睡眠はなぜ必要なのでしょうか?

簡単に考えたら「体を休め、回復させるため」です。


では、たくさん寝たい人はなぜたくさん寝たいのでしょうか?


最初に睡眠時間は人それぞれ違うと書かせていただきました。

4時間の人もあれば、10時間の人もあります。


では、何が違うことで睡眠時間の違いが生じるのでしょうか?


その答えは「睡眠の質」にあります。


睡眠の質の説明の前に睡眠時の体の状態について簡単に触れておきたいと思います。

皆さんは寝ている時に夢は見ていますか?

実は、一般的には寝ている間は夢を見ているのが普通です。

しかし、夢を見たことを覚えていないことがあると思います。

しっかりと夢を覚えていることもあると思います。


この夢を覚えているか覚えていないかが一つの大きなポイントになります。


レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

レム睡眠は眠りの浅い状態で、このレム睡眠の状態の際に夢を見ていると言われています。

逆にノンレム睡眠は深い眠りで、夢などは見ていない状態です。


このレム睡眠の時間が長いと夢を見た際に覚えているという状態になります。

逆にレム睡眠が短いと夢をほとんど見ずに睡眠しているということになります。


夢を見たことがある人はわかるかも知れませんが、夢を見たら前日や日頃の疲れがあまり取れていないと感じたことはありませんか?

または、寝る前よりも疲れたと感じた人もあるかも知れません。


寝ると体が回復すると思われているかも知れませんが、レム睡眠状態だけでは体を回復させるのには不十分です。


ここで先ほどの「睡眠の質」の話になります。

もうお気付きかも知れませんが、仮に7時間の睡眠時間を取ったとしてもレム睡眠、つまり夢を見ているような状態が続いていると体は十分に回復出来ません。

体が疲れていると睡眠は自然と取れるように思われているかも知れませんが、体がすごく疲れすぎた時に「疲れすぎて眠れない」体験をした方もあると思います。


睡眠は体が健康な状態で無いと正常に取れないのです。

不眠症という病気がありますが、不眠症は眠れない病気です。

寝るための体の機能が正常では無い状態です。

たくさん寝ても疲れが取れない人=レム睡眠が長い人=不眠症予備軍とも言えます。


眠れなくなる原因としては色々とあります。

悩み事がある時、怒っている時、食べ過ぎた時、体を全然動かしていない時、体が疲れ過ぎた時など様々です。

この様な時に体は正常な状態を失いやすくなります。


原因が明確な場合は対処もしやすいですが、原因がわからないこともあると思います。

原因がわからないと対処が出来ません。

そうなると眠たくなるまで起きているか、すっきりするまで寝ているか、とりあえず時間が来たら起きるか、病院へ相談に行くことになるかと思います。


たくさん寝てしまう人は疲れが取れていない人です。

日常生活を送る上で、寝ている時間を確保出来る人もあれば、寝ている時間を確保出来ない人もあります。

とりあえず、寝る時間が持てる人は寝て体を回復させるのも一つの方法ですが、なかなか睡眠の質の向上は難しいかと思います。


そんな際は一度治療を受けて頂くと寝付き、寝起きがスムーズになると思いますのでご相談下さい。


睡眠時間は睡眠の質で決まりますので、何時間睡眠を取れば良いというわけではありません。

夢が多い方、寝付き、寝起きの悪い方、いつまでも眠れる方、一日中眠い方、食後眠い方など、睡眠でお悩みでしたら、こたろうのはりきゅうまでどうぞ。


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